いつ治る?
去年のある日、保育園にお迎えに行った帰りに
娘とコンビニに寄り帰ろうとした時、娘が私に
「ママ〜1型糖尿病いつ治ると?」
私は内心、動揺しました。動揺が娘にバレないよう必死でした。
娘は私が どう答えるか キラキラした目で何かを期待しているかのように ずっと私を見てる。
当時まだ5歳の娘に、頭ごなしに「今は治らない。」「もしかしたら一生治らないかもしれない」
なんて事を言えるはずもなく。。。
5歳の娘に希望を持たせすぎず、でいて希望を失くしすぎず…上手い答えを必死に探しました。
「今ね、◯◯ちゃんの1型糖尿病が治るように
毎日、研究してくれてる頭のいい人達がいて、
いつか◯◯ちゃんの病気が治るように頑張ってるからね☺︎まだ今は無理だけど いつか研究が成功して治るといいよね☺︎」
と答えました。
そしたら娘は満面の笑みで
「うん♡」と元気よく頷きました。
私が答えた言葉たちが正解だったのかどうかは分からないけど、やっぱり きっぱり今は治らない。という一言だけを漠然と答えるのも なんか違うし
かと言って、いつか絶対治るよ!なんて無責任な言葉も言えませんでした。
娘が笑って頷いてくれたから、娘がそれ以上は聞かずにいてくれたから、私はまた娘に救われました。
娘は末っ子だし、お兄ちゃんとは8つも離れてるし一人っ子のように育ってきて、30過ぎて産んだ子だからか私も つい甘やかしてしまって すごく甘えん坊のワガママ娘です。
でも1型糖尿病の事に関しては 驚くほどに物分かりがいいんです。
インスリン注射も私が注射を準備し始めると
お腹を出して待ち、血糖値測定(実測)の準備を始めると好きな指を出して待ち、リブレで測定をしようとするとリブレを着けてる方の腕を私に向ける。
1型糖尿病だからって甘やかさない。
他の子たちと変わらないように育てる!
って決めたはずなのに、すごく頑張ってる娘を見てると、接していると 愛おしくてたまらなくなり、
いつまで経っても 赤ちゃんのように抱っこしたり抱きしめたりキスをしたり…
ちょっと私は異常⁈と思うほどに 甘やかし娘に執着してる私がいます。
良く言えば、赤ちゃんの頃から変わらず愛情を注ぎまくっているのですが…
娘と一緒にいると、この子は1型糖尿病でも
明るく生きる。強く生きる。って決められてたみたい。って思ってしまうんです。
この子が もっと弱い子だったら 1型糖尿病には選ばれなかったのかな。って…
試練という一言では済ませられないけど
娘が もっと弱い子だったら こんな試練与えられずに済んだのかな。って。。。
娘と一緒にいればいるほど、そんな事を考えちゃったりします。
考えたって どうにもならないんだけど…