話し合い

保健所、市役所、保育士さんとの話し合いが行われました。

保健所から2人、市役所から3人、保育士さん3人に囲まれ 話し合いはスタートしました。

かなりの質問攻めにあった事を今も昨日のことのように鮮明に覚えています。

正直、私は耳を塞ぎたくなる思いでした。

しかし娘が これから保育園生活を楽しく送れるようになるための話し合い。

私が安心して預けられるための話し合い。

私なりに必死に質問に答えていきました。

 

その話し合いの中で保健所の方から言われたのが

「家族以外、針を刺す行為をしてはいけない」

という事。

今 考えてみれば、そりゃそうだろう。と思うのですが、何せ当時の私は前と変わらず仕事がしたい。

という気持ちが強く、それはそれはガッカリしました。

というのも 針を刺せないとなると100%私が保育園に通い血糖値測定を行わなければならないからです。という事は仕事の途中で抜けて保育園へ

測定に通わなければならない事が その一言で決定したからです。

 

私の出社時間は10時。

保育園の2歳児の給食開始は11時半。

という事は11時15分には一旦 職場を抜け出さないといけない。1時間15分しか午前中 働けない。

 

これから大切な仕事を任せると言われて 喜んでいた私には とても苦しい結論でした。

そして14時半にはオヤツ。

14時15分には職場を また抜けなければならない。

お昼休憩後、1時間15分しか働けない。

 

そして お迎えは16時半指定。

13時から午後からの勤務が開始されるが、お昼からは3時間しか働けない。

 

こんなんで仕事が務まるのか。

もう無理なんじゃないか…

いろんなマイナス思考が頭を駆け巡りました。

 

そして話し合いは 血糖値のことへ。

決定した事は

60以下(低血糖)の場合は連れて帰ってください。

600以上(高血糖)の場合は連れて帰ってください。

とのこと。

まだ1型糖尿病児の母になって間もないが

そんな私でも 低血糖でも補食させたら大丈夫なんだけど…

(なかなか600とかならないけど)高血糖ならインスリン打てば下がるんだけど…

普通に保育園で過ごせるんだけど。。。

と思ったのが率直な感想でした。

 

しかし、私1人対8人。

私は言われるがままでした。

それというのも、何か口を挟めば お願いが多くなれば預かりを却下されそうで怖さすら感じていました。

話し合いも無事⁈に終わり、GW明けたら3日間の慣らし保育。

どうなる事やら…と不安を沢山抱きながらも

もうすぐ とりあえず仕事復帰できる!と意気込んでもいました。

なんだか大変になりそうだけど やるしかない!と気合い充分でした。

しかし、いざ仕事復帰してからの日々は

これまで経験した事ない、想像もしていない毎日となり、私の精神状態は益々ボロボロになっていくのでした。

今、思い出しても辛い辛い日々でした。

仕事復帰と同時に追い討ちをかけるように 会社のお偉方からの心ない言葉。(悪気があったわけではありません。ただ1型糖尿病を知らなかったから。)

そして、その お偉方に私の直属の上司が

返してくれた言葉。

傷ついたと同時に優しさを知る…

私は気付かれないように涙するのでした。

とても複雑な涙でした。f:id:guchegucheyukari:20201017185534j:imageこれはならし慣らし保育の時の写真。