娘が1型糖尿病になって思ったこと

1型糖尿病を発症してから半年くらいは毎日　大変すぎて目まぐるしくて　物事を深く考える余裕すらなかったのですが、半年くらいたってから　まず思ったこと。

これは親ならば誰しも思う事だと思うのですが

なんで私じゃなくて娘だったんだろ…

何かのバチなら私が全てうけるのに。。。

まず、そんな思いが頭の中に　ずっとありました。

そして…せっかく主人と出逢って、今から家族4人で今度こそ幸せになろう！幸せになれる！って

幸せが　すぐそこだったのに。。。なんで？

私は幸せにはなれんと？

私の父と母は私が２歳の頃に離婚をし、私は母に育てられました。

母は私を　こよなく愛し愛情いっぱいに私は育ちました。

そんな母が私が４年生の頃に子宮癌が見つかり

見つかった時にはStage4。

2回の手術、抗癌剤治療も虚しく私が６年生の頃に私を残して天国へと旅立ちました。

そして私は祖母と叔母（母の妹）に引き取られましたが、母のいない生活。

これまで愛情いっぱいに育てられた私でしたが

思春期も重なり、祖母と叔母には素直に甘える事もできず、避けるように心を開く事もなく生きていました。

そんな私も高校を卒業し社会人になり、２３歳の頃に長男が生まれました。

長男は　すくすく成長し　このまま何事もなく大きくなるのだろうと思っていた矢先に　体調が思わしくなくなり病気が発覚。

「胆道拡張症」1歳11ヶ月の頃でした。

熊本の大きな病院で6時間に渡る大手術を受けました。

長男が生まれて８年後に娘が誕生。

２歳3ヶ月の頃に「1型糖尿病」発症。

私は健康な子は産めない体なのか。

健康に生んであげられない体なのか。

両親の離婚。

母の他界。

息子の大病。

娘の1型糖尿病。

私は普通には生きられないの？

両親仲が良くて、今も健在で孫の守りなんてしてくれたりして、一緒に買い物行ったりして、子供は何人いても　みんな健康で。。。

そんな人も沢山いるのに　なんで私は

こんな思いしながら生きていかないといかんの？

誰かが言ってた。

「試練は乗り越えられる人にしか神様は与えない」と。。。

私は　その人に　こう返しました。

「じゃあ、私は試練を乗り越えられない人になりたい。」

と。。。

娘が1型糖尿病を発症した当初、私は自分の人生を　そんな風に思っていました。