1型糖尿病発症から2年を振り返って思うこと

f:id:guchegucheyukari:20201112220916j:imageこれは発症から2年たった頃のInstagramの投稿です。

読んでいただくと分かるように とても暗いですよね。

でも、これが過去の私の現実です。

今 読み返すと悪夢のような日々が甦ります。

道端に強く咲いてる花を見ても なんの感情もなく

面白いテレビすら面白い事に気づかず、主人にも息子にも笑いかける事もない日々。

 

唯一 私が笑って見せるのは職場と娘の前だけ。

ただ これは私が努力して頑張って作った笑顔。

職場では暗い顔はできない。なんとなく落ちてる自分を見せるのはプライドが許さない。

変なプライドのお陰で 職場では なんとか元気なフリして過ごしたけど、それすら私にとっては

異常なほどの疲れを作る原因でした。

 

娘の前だけは なぜだか本当に笑顔になれる。

不思議ですよね。

娘の1型糖尿病発症により生活が180度変わり

仕事も まともに出来なくなって血糖値管理に神経使いすぎて 体調まで崩して精神疾患を患う事になったのに。

 

今、振り返れば娘の前では気合が入っていたのかなぁ。って思います。

自分のせいでママが元気がないとか思ってほしくないし、それで ゆくゆく1型糖尿病を憎んだりしてほしくないし…

正直、この頃の心境は記憶が ほぼありません。

人は嫌な記憶は消したくなって消してしまう事ができる生き物だと聞いた事があります。

だからですかね。。。

大まかには覚えてるんですけど細かい事は

忘れてしまってるんですよね。

ただ、こうして改めて過去のSNS投稿を読むと

少しずつ思い出し、この頃の自分が自分ではないような不思議な心境に陥ります。

 

自分で言うのもなんですが、よく ここまで這い上がったなぁ。と感心しちゃいます。

本当に どん底だったんですから。。。

でも人生で1度くらいは どん底に落ちてみるもんですね。

どん底に落ちると あとは這い上がるしかない。

ほんとコレです‼︎

もう落ちるとこなんてないんだから 後は登るだけ。

高い高い壁でした。

ミスチルの歌詞にもありますが、高い壁は登ると気持ちがいいですね☺︎

 

それから、人の気持ちに寄り添おうとか

ちゃんと人の気持ちを考えようとか

自分のものさしで人の辛いやキツイを決めるのはダメだ。やめよう。と思う事ができるようになりました。

どん底まで落ちて気づいたこと。気付かされたこと。沢山ありました。

だから、あの頃は苦しかったけど今思えば

とても良い経験だった。と今なら言えます。