1型糖尿病と告げられるまで
娘がどう見てもおかしい。みるみるうちに衰弱していく。泣きながら うつろな目でぐったり。そして幾度となく激しい嘔吐。
ちゃんとした服に着替える余裕すらないまま
急いで病院へ車を走らせた。
この日は ちょうど日曜日。運良く信頼できる評判の良い小児科が当番医院。
着いたはいいが 人が多くて なかなか呼ばれない。その頃、娘は抱っこでないと1人では座っていられない状態。顔色も悪い。目もうつろ。
早く…早く…と焦りが隠せない。
そして やっと名前が呼ばれ診察室へ。
先生に最近の状況を全て説明。
痩せたこと。水分をやたら摂ること。尿が多いこと。嘔吐すること。
すぐに血液検査。これまた結果が出るまで長い…
20分くらい待っただろうか…
個室で点滴を受けてる娘と私の元へ ようやく先生が来てくださった。
どうか なんでもありませんように…
祈る気持ちは強くなる。
しかし先生から告げられた言葉は、「血糖値が800あります。おそらく糖尿病です。」
糖尿病…私、甘いのばっかり食べさせてない。飲ませてもない。娘は肥満でもない…糖尿病⁈なんで?
そんなことを思いながら、冷静になれ!と言い聞かせ深呼吸。
先生が「◯◯病院にすぐ行って下さい。紹介状を書きます。」
私は頭が真っ白になりながら まともに息もできないまま必死に運転をして◯◯病院へ。
そこでは 色々な検査をしました。
どうか糖尿病は間違いでありますように。。。
どれくらい待っただろうか…
主治医が私の方へ向かってくる。
「娘さんは1型糖尿病です。」
1型糖尿病。。。何それ。。。
当時、私は糖尿病に1型と2型がある事を知りませんでした。